昨日ハノイから帰ってきました。
感想をといえば、ベトナムに対しての事前の情報はあまり得ていなかったのですが、なんとなくテレビや、雑誌などで見聞きしていたことを勝手にヴェトナムの姿と考えていたことを反省します。
まず、前半の数日は、なんじゃこりゃ~~
という気持ち。空港から30分ほど高速道路でハノイに向かったのですが、現地に10年あまり在住しているfさんも毎日の生活に必要なので、会社からベンツ・BMWなど好きな車を提供してやるといわれているが・・拒否しているとのこと。
それほど、交通ルールがなっていないということです。
高速道路は、車は有料で、バイクはただ。したがって車の数より数倍バイクが多いのです。それも通勤時間帯になると100台に1台くらいしか車がいません。しかもそれぞれ常に追い越しをかけるもので、クラクションを鳴らし続けるのです。まるでアクション映画の主人公になった気分です。
彼は、毎日の通勤でハイヤーの送り迎えをしてもらうのですが、いつも後ろのシートに寝転んで本を読みながら通勤する、車窓を見たら疲れて仕事にならないそうです。実際、今回の滞在中に6件の交通事故を目撃しました。なぜか警察・救急車が来ないのです。fさんに問うと、お金を出せる人にしか来てくれないそうです。日本では考えられませんね。電話で出動要請するといくら出せるかと聞かれるとのこと・・・・
現地のツアーに参加して、船上泊をしました。ガイドさんは、ティエム君といって23歳の若い現地の方。私と同じぐらいの英語力。大変でした。肝心なところは紙に書かないと・・・・・
大きな船1隻で10人程度のツアーでしたので、ちょっとさびしかった。チェコ人の一人旅のOLさん。オランダ人の男性2人ずれ。地元の4人家族。新婚さんかな?という2人。
それなのに、乗組員の人は10人ぐらいいて、和気藹々と楽しく過ごしました。
島に渡って、ホテルに宿泊したのは、ガイドのティェム君と私たち2人だけ。他の人は、そのまま船で帰っていきました。
急にさびしくなりましたが・・・・・・・・・島では、貴重な(私には思える)珊瑚の化石が、ごろごろ石のように転がっていて、現地の人は、その価値を知らず・・・・・積み上げてありました。
ティエム君に、これを日本にもっていったら高く売れるよとヴェトナムでの新しい商売を入れ知恵をしてきました。そして、この場所は秘密にしよう・・・と(笑)
アンに案内してもらってショッピングをしましたが、ハノイ市内はものすごい混雑していて、歩行者、バイク、車・・・・・・やはりバイクが圧倒的に数が多いです。ほとんどの人は歩かないでバイクに乗っての移動だそうで・・・・・・見渡せば、バイクに乗った人か、沿道に座っているかです。歩いている人はほとんど見かけません。
信号機は良く見ると設置されているのですが、機能していません。
いたるところで、歩行者は自分の判断で道路を渡ります。しかも複数人でわたるときは、たてに並べません。横に並んでバイクの向かってくる方向に目を向けてだっだっだ・・・・と横列行進するのです。けして早すぎず遅すぎず淡々と・・・・・私も慣れるのに時間を要しました。
初めての共産圏へのたびは、深く考えさせられるものでした。昭和30年代の日本を想像すれば貧しい雰囲気は似ているようです・・・・ただ、資本主義国家の持っている活気はないということです。昼間から、4~5人の男性がいたるところで自宅前のいすに座って談笑する姿、夜間家にいても統制されたつまらないテレビは若者にとっては退屈なので、深夜までバイクで遊び歩く・・・・
書き連ねればまだまだ報告したいことはありますが切りがないので・・・・・大切なことだけを書きます。
ベトナムに行く際の覚悟
1.すり、盗難は必ずあるという覚悟で。できれば携帯、財布、カメラなど持たないこと。持つなら、丈夫な紐をつけて首から提げておなかに入れる。凶暴ではないが、彼らはほしいものがあればとります。保険の対象になるとしてもそれを届けるのに公安での手続きが大変。英語は公安では通じません。とられたらあきらめたほうが良い。ちなみにアンは財布、バッグは持ちません。
2.パスポートは、ホテルが滞在中は預かります。(驚きましたが、そういう管理をされます)
3.海外旅行保険は多めにかけること。事故にあわずに帰れればラッキーというぐらい危険。
4.扇子、うちわなどもって行く。現地は、電気の供給が午前中止まります。そのため、ショッピングにいってお店に入ると、暗がりで買い物、当然クーラー扇風機は動きません。厚手の汗拭きタオルも必携。
5.買い物は、3~4件で同じものを見て値切り交渉をする。
こんな情報は、あまり公開できませんが、事実です。
アクシデント続きで、画像がほとんどありません。
ビルの高いところでお茶を飲んだときにとった画像です。右下のほうで、独立記念日のイベント舞台があり、それを見に来た人がどんどん膨らんで、車道をふさいでしまったのです。
ホテルに帰る際、この雑踏の中で、
夫はファスナーのあるバッグから、携帯を取られました。じゃがじゃん!